ラブレターを書きました

この間生まれて初めてラブレターを書きました。相手は二次元です。

流石にキモオタ過ぎるので公開は控えようと思ったのですが、私の記事を読んだ他のはてなブロガーがアニメキャラクターへのラブレターを書いてくれたら嬉しいなとちょっと邪な考えが浮かんできたので公開してみようと思います。



あなたは凄い不思議な人だと思います。
あなたは誰にでも自分の信念というか心情というか精神構造を飄々と語りますね。多分相手が道端の野糞にも語るのでしょう。その喋り口は凄い軽薄にも思えますしそれと同時に決意表明のようなものを感じ取れます。
きっとこの辺が不思議に思える所以なのではないのでしょうか。あなたは他のキャラクターに比べ容貌にこれと言った特徴は特にありませんが、それがあなたの異質さをより際立ててるのだと思います。

あなたは日々、想いを募らせていますね。作中で描かれない日常でもあの様な事を考えながら暮らしてるのだと思うと凄い微笑ましく思います。あなたの出てる作品はバックボーンが描かれていない事がキャラの魅力を引き立てる要素の1つになっているキャラクターが多いですしあなたもその1人だと思います。あなたにはお兄さんが居ますがどうして同じ釜の飯を食べてきた兄と弟とでここまで人格に差があるのか不思議でなりません。とにかくそういう妄想の余地が残されたキャラクターはとても素晴らしいと思います。話が脱線しましたね。

やはりあなたも例に漏れず凄まじくグッと来る活字を吐いてくれますね。私の好きなあなたのセリフを一つあげます。

"10年後にはここまでの強さを保っていないし50年後には死んでいないだろう。今の自分は完璧に近い強さ。人は平等って言っても強い奴は強い"(要約)

作中であなたが対戦相手に発したこの台詞があなたという人物を物語っていると思います。
"人は平等って言っても強い奴は強い"
その人生観自体は理解できるのですが、それを態々口に出して、とどのつまり決意表明するという発想はちょっと病的だと思いますが良くも悪くも強迫的で実にあなたらしくて好きです。

そしてその対戦中にあなたはとうとう"完成"します。あなたが目指した完璧そのもの。凄まじい強さでした。痺れました。
勿論戦ってる最中にも、その強さは永遠には保てずいずれ朽ち果てるという事は理解していたでしょうが、今の完璧な倒せない相手はいない。きっとそんな事を考えてたのでしょう。けれど完璧なあなたでも倒せない相手に出会ってしまいあなたの精神の均衡は崩れましたね。

""完璧"って完璧って事だろ…完璧が完璧じゃなくなるってコレどういう事よ?あと何十年でこの身体老いて朽ち果てるってどういう事よ?
死ぬのはいい…老いて朽ちていくのが…たまらん…戦わなきゃさ現在…"

わかりきっていた事実だったがその事実を痛感させる相手に出会ってしまったが故により強迫的になってしまい、第三者からは暴走して手当たり次第に人間を壊してるようにしか見えなかったでしょう。けれど私には至極単純にそして健全に思えました。だって前述した人生観の根元は何一つ変わってないのですから。
そこから更に別の好敵手(時田)に出会いあなたの思想は余計な物を削ぎ根元を残したままより原始的にチューンナップされましたね。
現在(イマ)を戦う事を選んだあなたの決意表明の台詞は心震えました。今でも鮮明に覚えてます、というか丸暗記してます。嘘じゃないですよ。

"超美人100人だっていずれババァ100人だ。旬は逃すな。もう長生きなんて、いらん。今の俺に会えたおまえは幸せモンだ。
理性を一つだけ残すなら"時田 おまえを倒す"
残りの理性がもどってこなくても俺は俺になる。行け、オレ…"

理性を捨てて"俺"になったあなたはこんな台詞言った事自体覚えてないでしょうけれど凄まじい台詞だったって事を伝えたくて書かせていただきました。

あなたが現在を戦う事を選んでから10年以上の歳月が流れました。そちらの時間が現実と同じ様に流れているかどうかは分かりませんが完璧ではなくなったあなたがどんな"俺"になってるか、それだけが心配です。ではお元気で。